対象年齢 幼児から 五・七・五のリズムで、ことばの世界を広げます。
読書力を育てるために、『俳句カード』春〜冬の4集で、120句を覚えましょう。
リズム感を養い、ことばの世界を大きく広げます。
乳幼児期のおうちのかたの意識的なことばのはたらきかけは、お子さまのことばの発達をうながすうえで重要な役割をになっています。
日本人の耳にしたしみやすい五音、七音からなる俳句や短歌は、そうしたことばのはたらきかけには最適です。
句をよみながらことばのリズム感や語調をととのえ、お子さまのことばの和をどんどんふやしていってください。
文字への興味・関心を高めます。
句を通してことばを覚えていく段階で、頭のなかに記憶されたことばとカードに書かれている文字と対応させていく作業があります。
自分の話すことばが文字として記されているのを知ることは、幼児にとってこのうえでない喜びであり、もっともっと知ろうとする知識欲にもつながっていきます。
読書好きのお子さまに育てます。
ことばを多く身につけ文字への興味が高まり、本を読む素地のできあがったお子さまは、楽しく無理なく読書の世界にはいっていくことができます。
ことばの習得は読書をより充実したものとし、読書もまたことばの習得に役立つのです。
この『俳句カード』は、おうちのかたとお子さまのあたたかいふれあいの中で学習意欲を育てるとともに、すべての学習の基礎ともいえる読書力を高めていきます。
【収録内容(30句)】 あらとうと青葉若葉の日の光(松尾芭蕉)/不二ひとつうずみ のこして若葉かな(与謝蕪村)/牡丹散りて打かさなりぬ二三片 (与謝蕪村)/手をふれてピアノつめたき五月かな(木下夕爾) 目には青葉山ほととぎす初がつお(山口素堂)/雀らも海かけて 飛べ吹流し(石田破郷)/こんこんと水は流れて花菖蒲(臼田亜浪) さみだれや大河を前に家二軒(与謝蕪村)/紫陽花や溜めてはこぼす 雨の音(成田蒼?)/梅雨晴やところどころに蟻の道(正岡子規) 青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)/夕立や草葉を掴む むら雀(与謝蕪村)/蟻よバラを登りつめても陽が遠い(篠原鳳作) 夏の雨きらりきらりと降りはじむ(日野草城)/月見草はらりと地球 うらがえる(三橋鷹女)/花いばら故郷の道に似たるかな(与謝蕪村) ひっぱれる糸まっすぐや甲虫(高野素十)/金亀子擲つ闇の深さかな (高浜虚子)/おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな(松尾芭蕉) すっと来てついと流るるほたるかな(榎並舎羅)/夏草や兵どもが 夢の跡(松尾芭蕉)/日盛りに蝶のふれ合う音すなり(松瀬青々) 夏草に気罐車の車輪来て止まる(山口誓子)/閑かさや岩にしみ入る 蝉の声(松尾芭蕉)/涼風の曲がりくねって来たりけり(小林一茶) しんしんと肺碧きまで海の旅(篠原鳳作)/石けりに蜻蛉も高し 向日葵も(中村汀女)/滝の上に水現れて落ちにけり(後藤夜半) 山越える山のかたちの夏帽子(桂 信子)/家を出て手を引かれたる 祭かな(中村草田男) ■セット内容/カード30枚 ■カードサイズ/B6判