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ヴァーナー ピノ・ノワール "ピクニック・ブロック/アッパー・ピクニック/ヒドゥン・ブロック" サンタクルーズマウンテン [2013] (正規品) Varner Picnic/Upper Picnic/Hidden

【終焉】最終作■惜別ラストイヤー。

SCMの四天王は、最高の品質を抱えたまま、その歴史に終止符を…。

以降は絶版品へ。

【Varner Pinot Noir "Spring Ridge Vineyard" S.C.M. 2013】 ■□ 間もなく迎えるラスト・ヴィンテージ □■ ◎廃盤決定。

いよいよこの時が訪れてしまいました…。

2016年3月当時、「オフレコ・スクープ」として弊社より国内第一報をお伝えすることとなったヴァーナーのサンタ・クルーズ・マウンテンズ(以下SCM)苦汁の撤退劇。

あれらから二年…遂にそのラスト・イヤー、歴史の閉幕となる、SCM版の終焉を意味する最終ヴィンテージが’14年となることが決定しました。

楽天初の「正規品」ヴァーナー登場は、弊社ご案内のシャルドネからでした(’07年以前は全て平行品)。

その際、「2005年より僅かばかりのピノも手掛けている」…とお話致しましたが、それがこちらのアイテムたちとなります。

▼ ヴァーナーSCMピノ四部作、生産停止へ。

2016年3月8日に配信させて頂きましたメルマガにて、「裏話…未だ公開できない情報なのですが、もし今進んでいる話が本決定となった場合、「今年のヴァーナーはストックしておかないと損」…なんていう事態に陥ります。

」と書かせて頂きました。

当時、お読みになられた皆様としましても「??」と思われたことでしょうが、この裏話の正体、それこそが、"ヴァーナーのSCM撤退" というあまりに残念な、唐突な、信じられない出来事でした。

ヴァーナーの代名詞的存在であったSCMの畑、『スプリング・リッジ・ヴィンヤード』。

この土地を保有するニーリー家との貸借契約が満了したのですが、その更新において両者の希望する条件が折り合わず、ヴァーナーは仕方なくレンタル延長を断念。

ヴァーナーはサンタ・バーバラへ拠点を移してSCMを離れ、ニーリーは独自レーベルを始動させる…と袂を分かつこととなりました。

当店のメルマガ配信よりおよそ半年後の9月頃に業界内でもこの話が囁かれるようになり、そして更に三ヵ月後の2016年年末に正規インポーターより正式発表されることとなり、現在に至ります。

正式発表の9ヶ月前の情報キャッチは、ヴァーナー「正規品」の国内販売第一号であるヤナギヤの貢献度を加味して頂いた結果ではありましたが、こうして決定してしまうと本当に悲しいものです…。

ピノ・ノワールは’14年がSCM名義最後のヴァーナー・ピノとなります。

これを以ってSCM版は生産打ち切りとなり、以降、復活でもない限りは過去のワインとして、絶版アイテムとなります(『シャルドネ』 も同様)。

シャルドネ同様、何れも彼らが自ら管理する畑である 『スプリング・リッジ・ヴィンヤード』 からの単一畑(単一ブロック)となります。

現在は無くなってしまいましたが、以前は裏ラベルには出自が記録されていました(右画像はヒドゥン・ブロック’08年の裏ラベル)。

◎最終作はヴァーナー名義。

シャルドネとは名称の扱いが逆になっており、シャルドネは「単一ブロックがヴァーナー」、「ブレンド・キュヴェがニーリー」でしたが、ピノは反対に、「単一ブロックがニーリー」、「ブレンド版がヴァーナー(スリー・ブロックス)」でした。

※ただしこのラスト・イヤーを迎える、最終ヴィンテージの’13年と’14年のみ、"三部作ともヴァーナー名義 となります。

※ '13年のみラベル・デザインが変更となります。

←画像1〜3が今作ラスト・ヴァージョン、下段が旧デザイン ▼ピクニック・ブロック(Picnic Block) 標高は600〜645フィート。

東向き斜面、浅い堆積岩土壌の僅か0.8haという区画で、樹齢は13年、クローンはディジョン777。

2%のみを全房プレス。

パンチダウンは手作業。

天然酵母を使用。

新樽比率25%のフレンチ・オークで14ヶ月の樽熟成。

無ろ過・無清澄でボトル詰め。

度数14.1%。

【輸入元テイスティングノート】「ラズベリー、ストロベリーの赤い果実のアロマ。

ピュア&シルキーで、トースティーなオークのエッジ。

」…年産≪233ケース≫。

【AG92点/RP90点】 ▼アッパー・ピクニック(Upper Picnic) 標高は645〜660フィート。

その名の通り、ピクニック・ブロックの上部にある東向き斜面、浅い堆積岩土壌の0.8haの区画。

樹齢は33年、クローンはディジョン777。

2%のみを全房プレス。

パンチダウンは手作業。

天然酵母を使用。

新樽比率25%のフレンチ・オークで14ヶ月の樽熟成。

無ろ過・無清澄でボトル詰め。

度数14.4%。

【輸入元テイスティングノート】「レッドチェリー、ストロベリーとフローラルな芳香。

スパイシーで複雑なニュアンスと深みがある。

」…年産≪391ケース≫。

【AG94点/RP93点】 ▼ヒドゥン・ブロック(Hidden Block) 標高は690〜730フィート。

北東向き斜面、浅い堆積岩土壌の1.2haの区画。

樹齢は15年、クローンはディジョン115。

2%のみを全房プレス。

パンチダウンは手作業。

天然酵母を使用。

新樽比率25%のフレンチ・オークで14ヶ月の樽熟成。

無ろ過・無清澄でボトル詰め。

度数14.5%。

【輸入元テイスティングノート】「凝縮感があり、3つのなかでは最もリッチで、ボディに厚みがある。

」…年産≪531ケース≫。

【AG93点/RP90点】 ヴァーナーのピノは、相応の熟成を必要とします。

例えば’08年の場合も、日本輸入を終えたのは2011年5月のことでしたが、販売開始は同年年末。

その間半年もの時間を要したのは、ひとえにインポーターさんの誠意によるもの。

5月の時点ではまだとても飲める状態ではなく、更に同年8月に再試飲するも堅固。

三度目となる11月の試飲にてようやくGOの判断を出したのだとか。

それでもまだタイトだそうですが、ガチガチというほどではなく、「時間を掛け、ほぐしながら飲んだが、もう素晴らしいの一言だった…」と、静かな口調とは対照的に興奮を抑えられぬ様子だったのは、まさにヴァーナーを口説き落とした正規エージェントV社の外交&営業担当H氏(ヘンドリー、ヘス、スペンカー、A to Zらを日本に呼び寄せたのも彼)。

この度ご案内の’13年も、正規輸入元からのリリースは2017年6月のことでしたが、当店がおよそ10ヶ月間待ち、2018年の4月より販売を開始させて頂いたのはこうした理由から。

◎間もなく迎える惜別のラスト・イヤー。

ヴァーナーのエステート・ヴィンヤードは乾燥して水捌けが良く、浸透性に優れた浅い堆積岩石土壌で、施肥も灌漑もせず、機械開墾も殺虫剤も用いません。

そこに、貴重な自根を含む葡萄樹が植わっていました。

加えてSCMは微気候と異なる土壌が複雑に入り組み、道一本を隔てるだけで全く異なる栽培条件になります。

そんな中で、自らの足を使って丹念に選び抜いた立地こそが、このスプリング・リッジ・ヴィンヤードでした。

こうして得たユニークなテロワールから造られる快心のピノとシャルドネ…それがあったからこそのSCM版ヴァーナーだったわけで、この畑との契約が延長できなかったからといって、簡単に同地区の他の畑で再開…とは踏み切れなかったのです。

●以前、「この内容で6000円台とは信じられない」と書きました。

いつかこの価格では販売できなくなるだろう…と思っていはいましたが、まさか値上げ云々を語る前に、存在そのものが先に無くなってしまうとは…本当に残念です。

■’14年を以て生産終了

楽天で購入7,322円(税込み)

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